往復小説
松里鳳煌#7:普通の形>
知らず一年になろうとしてます。
天外黙彊#5:公園のはなし>松里鳳煌#5-1:景色
仕事柄の癖のようなもの。
誰にしろあるだろう。
真剣に取り組んであれば当然のことに思う。
僕は人間観察かもしれない。
この前、親父に怒鳴られた。
「人ばっかり見て、お前はどうなんだ!!」
つい言いすぎた。
見ていれば自ずと口も出る。
他人事は無責任に言える。
例え事実だろうと欠点を白日の下に晒されるのは誰しも嫌なものだ。
往復小説#1に3作目となる 天外黙彊作:#1-1-1:葉 が投稿されました。ご一読いただけると幸いです。
往復小説の執筆者である 天外黙彊さん がWebサイ…
往復小説の統合サイトを設置しました。往復小説を纏め…
書では同門の 天外黙彊(あまともっきょう)さん が…
赤ワイン 「私はどちらかと言えば、肉やチーズなど味のしっかりした食べ物とあいまわ。魚などの生臭い料理とは少し相性が合いませんの……」
「ワン!ワン!」
ポチは飼い主のタダオの手綱を強く引いてかん高く吠えた。
「ダメダメ。公園にお前を連れ込むわけには行かないのだよ。ほら。」
公園入口に設置された“利用者案内”をタダオは指差した。全力で手綱を引くポチに構わず、タダオは改めて案内板に目をやった。
よく晴れた夏の日。
世界は力強さに溢れていた。
自然の英気を浴びながら、不意に最後の時を思う。
第二回 藝文東京ビエンナーレ 開催しました。
往復小説#3の2が投稿されました。
執筆者:MASATO氏
※往復小説は共同執筆や連作ではありません。一話完結の小説となります。放たれた小説に対し筆者がどう感じ、どう視点をもったかそこはかとなく感じていただければ幸いです。
泣くとは思わなかった。
人が何を思って泣くか、わからないものだと彼は思った。
自分にとっては単なる無意識の行為、習慣に過ぎない。
とても泣くほどのこととは思えないが。
それでも堅い表情に鋭い眼光を宿した彼女は自ら想像だにしなかったほど泣いていたし、その様に彼は激しく胸を動かされる。
彼女は顔を真っ赤にし、何事かと自ら狼狽え、慌てて手で涙を拭う。
彼が癒やされたとも知らずに。
往復小説とは、短歌における返歌、歌のコミュニケーシ…
「サンタさん来るかな?」
今日はクリスマス。
街は色づき華やいでいる。
娘の父親が失踪して1ヶ月が経つ。
彼は何時もこう言っていた。
「俺は猫みたいに死にたい」
そういう意味だとは思わなかった。
届けは出したけど諦めている。