Skip to content

作者別: MATSUZATO Hoko

Calligrapher,Novelist,DTP Worker,Type Face Designer. YATAIKI representative. HOKO-KAI representative. Vice president TAIEI-KAI association. GEIMON-KAI members.

随筆:伝えることの難しさ

三密という表現は端から適切とは思えなかったが、何れにせよキッチリ伝えることの難しさを改めて感じる。本当に難しい。順序だって追っていかないと把握出来ないことも多く、事態は今もなお変化し続けている。それぞれ心の構えの段階からして違う。前線に近い人からすると「もういい加減やめてくれ」と言うだろうし、言われた。全く気づかなった人からすると、いきなり掴みかかられたショックの方が強く、内容が入ってこないだろう。

随筆:言葉の伝達

この一ヶ月、体調が悪い中で師の言葉を噛み砕いて何度も何度も書こうと試みたが書けなかった。そのお陰で師が嘗て言わんとした如来の秘密がよくわかる。書くことでマイナスに働く人が大勢想起出来たからだ。余りにも多すぎる。師は「理解出来ないことを気づいていながら言うとしたら、それもまた暴力だよ」と嘗て私に言った。

随筆:一期一会

あれから一ヶ月と少し経つ。正月以外ずっと遺品整理をし続けている。まだ暫くかかりそうだ。「大変だなぁ」、「いい加減疲れた」、「終わってからも世話のかかる」と思う一方で、「まだ関われる」という安心感もどこかにある。全てが終わると呆ける気持ちが今ならよく分かる。もっとも今回は課題が多いので呆ける暇は無さそうだ。そういう意味では敢えて課題を残すのもアリかもしれないと思ったりもする。

祖母は象徴的だった「しっかりなさいね」と別れ際に良い、それが最後の言葉になった。凛々しい方だった。躾に厳しかったが愛があった。その言葉は私の心に支えになっていった。折れそうな時に過る。「負けてなるものか」と奮起する。君江さんは具体的だった。「先生と会を宜しくね」それは足かせにもなった。彼女を裏切りたくないという気持ちが強かった。私にとって二人はどこか生きて感じられる時期が長かった。ある意味では別れきれていなかった。自分の中で乖離したものを感じたままだったのだろう。