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タグ: 2018

随筆:能動的禅

2018年5月27日の日曜日。南浦和の鵞毛堂さんにて練成会に参加する。電車では旅気分を味わい、駅からはスマホのGPSと首っぴき。長閑な景色の中、懐かしさを抱えつつ歩く。外は初夏の陽気で風が心地いい。ロングスリーパーの私にとって三時間の睡眠は堪える。息苦しくならないよう通常15分程度の道のりを30分かけ遅々として歩み目的の会場へ。

放送:第八十六回:古典との関わり方

話者:センセイ、マッサン ゲスト:本名カズト

あるノーベル文学賞の作家に纏わる話から始まる。クラシックにせよ純文学にせよ嘗ては「いつか手を出すもの」という位置づけがあったように思うが、そうした視点が最近は違うようだとマッサン。センセイは「子供の頃に何に触れたかで、その後の人生は変わる」と話し、自分の場合はレインボーマンに流れていたバッハのトッカータとフーガニ短調が思い出されると。子供が見るものに古典や教養の断片が嘗ては含まれていたと振り返る。

往復小説#3:短編:いただきます

泣くとは思わなかった。

人が何を思って泣くか、わからないものだと彼は思った。

自分にとっては単なる無意識の行為、習慣に過ぎない。

とても泣くほどのこととは思えないが。

それでも堅い表情に鋭い眼光を宿した彼女は自ら想像だにしなかったほど泣いていたし、その様に彼は激しく胸を動かされる。

彼女は顔を真っ赤にし、何事かと自ら狼狽え、慌てて手で涙を拭う。

彼が癒やされたとも知らずに。