27日、初日を迎えた。
あいにくの曇りなるも道はすいおており雨も降ってない。
搬入日にとって雨と渋滞はとても困る。
予定より大幅に早い8:15到着。
荷降ろしだけ済ませ会場オープンを待つ。
荷出しが終わった後で小雨が降り出した。
「あ~守らているのかもなぁ」
そんな感じを受ける。
8:52に入室が許可されると続々。
代表をはじめ到着し早速開始となる。
それこそ15年前は私と業者さんの3人だけの設営。
先生は椅子に座って眺めているという状況だった。
今回、多くの会員が駆けつけて下さる。
書類の確認をする私。
コロナ関連で時々刻々と事態が変わるので、
書類の確認は欠かせない。
イントレを出し設営開始。
安全面からも3人1組になるので人的資源は使うが、
人数がいれば能率がいい。
当時は無かったが、当時だったら無用の長物になったろう。
主に三ブロックに手分けし作業分担。
細かい作業も適宜お願いする。
先生はこうしたやり方が嫌いだった。
私はせっかく時間を割いて来て下さったのだから
お互いの為にやるべきだと当時(18年ほど前)何度も主張していたが、
先生は「それは違う」と言った。
その理由は尊いものだったが、
結果間に合ないことも嘗ては多く、それがクレームにもなった。
先生曰く「言わせておけ」である。
そうしたやり取りもただ懐かしい。
先生の木工や紙細工を初めて見た方も。
晩年の先生の作家活動は水を得た魚のように自在。
20年以上前の先生なら絶対にしなかったことばかり。
亡くなる前「マッチャンの言った通りだったよ」と言われた。
当時、その件でも酷く怒鳴られた。(笑)
11:52、開場8分前に無事完了し早速オープン。
今回はテーブル配置もソーシャル・ディスタンス。
受付では除菌スプレーを用意し無接点検温器による検温。
関係者以外の入場記録処理も可能な限り実施。
来場者も慣れているようで言わなくてもやってくれる方が。
言われずともスプレーをし、
検温器を出しても驚かず。
思ったより新しい生活スタイルを実践されていて驚く。
小グループごとに別れるようスタッフが移動。
今回は懐かしい顔ぶれも揃い大変嬉しいものとなった。
先生の急逝を知り駆けつけて下さった元生徒さんご家族。
あんなにチッチャかった生徒さんが・・・と
時の移ろいを感じる。
足元で遊んでいた翠甫氏が設営を手伝っているのだから当然か。
この時代は先生の指導の中でもっとも楽しい時期。
また、古き良き泰永会を知る元弟子達も。
あの頃の先生は実に簡単にキレたw
なんとも言葉に言い表せない感動に包まれる。
やっぱり先生、ヤメさせない気なんだろう。(笑)
先生はその辺り本当に用意周到だった。
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