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松里鳳煌 Posts

追悼文:いかに生きるかを教えてくれた

_野尻先生は十七歳で母を突然亡くし、その後に祖母の死に触れ、細君を末期癌で見送った。君江さんの死後、「懿徳」という文字を書き出す。意味を「女性によってもたらされた徳」と言った。当時「女性に支えられた人生だ」と自らを振り返る。「幸いにも字面がいい」と笑う。実に書家らしい視点。君江さんが亡くなった後から繰り返し聞くことになった言葉がある。亡くなる二週間ほど前も電話で聞いた。