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月: 2020年1月

随筆:一期一会

あれから一ヶ月と少し経つ。正月以外ずっと遺品整理をし続けている。まだ暫くかかりそうだ。「大変だなぁ」、「いい加減疲れた」、「終わってからも世話のかかる」と思う一方で、「まだ関われる」という安心感もどこかにある。全てが終わると呆ける気持ちが今ならよく分かる。もっとも今回は課題が多いので呆ける暇は無さそうだ。そういう意味では敢えて課題を残すのもアリかもしれないと思ったりもする。

祖母は象徴的だった「しっかりなさいね」と別れ際に良い、それが最後の言葉になった。凛々しい方だった。躾に厳しかったが愛があった。その言葉は私の心に支えになっていった。折れそうな時に過る。「負けてなるものか」と奮起する。君江さんは具体的だった。「先生と会を宜しくね」それは足かせにもなった。彼女を裏切りたくないという気持ちが強かった。私にとって二人はどこか生きて感じられる時期が長かった。ある意味では別れきれていなかった。自分の中で乖離したものを感じたままだったのだろう。

随筆:口伝證人と自伝と藝文對談ともえの流れ

自サイト「口伝證人」のページ「口伝證人の背景」と同じ文章になりますが(部分的に修正)、当初予定していたより文章より長く纏まったものになったので当サイトでも掲載しておきます。簡単に書くと「口伝證人」の来歴のような内容です。

自サイト:「口伝證人」を稼働

私が口伝えに聞いて感銘を受けた言葉を、自ら解釈して記録する「口伝證人(くでんあかしびと)」というサイトをオープンしました。いずれ本にしようと思ってます。当初より考えていました。言葉は主に野尻先生になりますが、君江さんや、先生のお父さん、近親者や身近な人たちも列を連ねることもあります。名前は許諾を得た場合に書きます。

本サイトを今年からボチボチ稼働させることにしました。このサイトはかなり昔に作ってそのまま更新を停止し、公開をストップさせたサイトです。何時も頭の片隅にはあったのですが動かす気になれず削除する気にもなれず長く放置してました。