話者:野尻泰煌(センセイ)、松里鳳煌(マッチャン)
欧陽詢は改めて飛び抜けていると感じたとマッチャン。センセイは、その欧陽詢をもってしても行草はやや劣ると述べ、展示されていた欧陽詢の臨書を上げる。マッチャンは指摘された書を思い出し、それらに欧陽詢の特徴を見出したと応える。センセイは欧陽詢をもってしても固める能力は長けれども柔軟性はやや欠けていたのではと。どんな人をもってしても篆隷系が得意の人と行草系が得意な人とに分かれると持論を述べる。欧陽詢にしても顔真卿にしても彫りを前提とした用の部分から立ち上がったと言い、紙に書くことから始まった日本とは根本的に違うと述べ、民族の違いの話へ。
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