話者:センセイ、マッサン、トッチャン
一連の妖怪作品の話を踏まえ、マッサンが昨年八月に開催された「大妖怪展」の感想を語っている。本展では妖怪が出て来る美術作品が全国から集められ一堂に会したもの。江戸東京博物館で開催された。過去から現代まで時系列に並べられた作品を見て、次第に確固たる存在となっていく妖怪という存在に、一つの型が生み出される創造の過程が見れたと語る。そこから嘗ては妖怪が日本の文化に強く根を下ろし、小さな地域社会の安寧や隠れたる人心の後ろ支えになっていたのではないかと持論を述べる。更に宗教における異形の存在、化物へと話が膨らみ、日本人の精神性を垣間見る話になっていく。
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